COMPANY SEARCH

就活の軸が決まらない?簡単に見つける方法と答え方のコツ

「就活の軸が決まらない」と悩んでいませんか?
就活を進める中で、面接やエントリーシートで「あなたの就活の軸を教えてください」といった質問をされることがあります。

しかし、そもそも「就活の軸」とは何なのか、それをどう見つければよいのかわからず戸惑う就活生も多くいるのではないでしょうか。

この記事では、「就活の軸」とは何かを解説し、簡単に見つける方法や面接で効果的に伝えるコツをご紹介します。
この記事を読み終えれば、自分の「就活の軸」を明確にし、自信を持って面接で伝えられるようになることでしょう。

一歩先を行く就活生になるために、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそも「就活の軸」とは?

「就活の軸」とは、就職活動を進める上での判断基準や価値観のことを指します。

具体的には、「自分がどんな会社に就職したいのか」や「仕事を選ぶ際に大切にしているもの」などです。

「就活の軸」が重要な理由

採用担当者が「就活の軸」を質問する背景には、一貫性のある価値観や長く働いてくれそうかといったポイントを確認したい意図があります。
軸が明確でない場合、面接官に「この人は本当に自社で働きたいのか?」と疑問を抱かれることも。

反対に、自分の軸がしっかりしていると、志望理由や将来の目標にも一貫性が出て、説得力が増します。

「就活の軸」が決まらない原因とその解消法

就活の軸が決まらない、といっても、その原因は様々です。
ここでは、就活の軸が決まらない主な原因について解説していきます。

自己分析が足りていない

「就活の軸」が決まらない最大の原因は、自分自身を十分に理解できていないことが多いです。
自己分析が不十分だと、自分がどんな仕事に向いていて、どんな環境で働きたいのかがはっきりせず、「軸」を定める基準が曖昧になってしまいます。

自己分析を深掘りする自己分析を進めるための具体的なステップとして、以下を試してみてください。

過去の経験を振り返る

学生時代に頑張ったこと、興味を持ったこと、成功体験や失敗体験を振り返りましょう。
いつどんな時にやりがいを感じたのかがわかると、軸のヒントが見つかります。

モチベーションが上がる瞬間を考える

たとえば「誰かに感謝された時」や「新しいチャレンジをしている時」など、うれしいと感じるシチュエーションを書き出してみましょう。
それが軸に繋がります。

それ以外にも、無料診断ツールを活用する自己分析用のオンラインツール(適性診断サービスなど)を活用すると、自分では気づかない性格や強みを発見できます。

企業への理解が不足している

もう一つの原因は、応募先の企業や業界についての情報収集が不足していること。
軸を定めるには、業界や企業の特徴を理解し、自分の価値観や希望と照らし合わせることが重要です。

企業の理念やビジョンを確認する

企業の公式ウェブサイトや採用ページを通じて、その会社がどんな信念を持っているかを調べましょう。
自分の価値観に近い企業に絞ると軸が定まります。

OB・OG訪問をしてリアルな情報を得る

実際にその会社で働いている人に会い、彼らがどんなことを大事にしているのかを直接聞いてみるのも有効です。

「正解」を求めすぎている

「絶対に正しい就活の軸を見つけなければいけない」と思い込みすぎると、理想を追い求めすぎて行き詰まってしまいます。

とりあえず仮の軸を設定する

軸は就活を進める中で修正していくこともできるので、まずは仮の軸でも構わないので設定することが重要です。
たとえば「人と関わる仕事がしたい」や「社会問題の解決に貢献したい」など、現在の自分が感じている思いを起点に軸を仮設定してみましょう。

「就活の軸」を簡単に見つける3つの質問

就活の軸が見つからない人におすすめの、シンプルながら効果的な方法を紹介します。
まずは、以下の3つの質問に自分で答えてみてください。

それぞれの質問に対して「具体的にイメージできる答え」を考えることが大切です。

漠然とした答えではなく、自分のこれまでの経験や価値観を振り返りながら言語化することで、より明確な軸が浮かび上がってきます。

「どんな環境で働きたい?」

会社の規模や雰囲気、働く場所のグローバルさやローカルさなど、理想とする職場環境を想像してみましょう。

例: アットホームな職場、挑戦を歓迎する社風、グローバルに活躍できる会社、など。

学生時代に居心地が良かった環境を思い出すとヒントが得られるかもしれません。

「どんな人と働きたい?」

一緒に働くことで成長を感じられる、価値観を共有できる人とはどのような人かを考えてみます。

例: 尊敬できる人が多い会社、フラットな関係性を大事にする職場、一緒に困難を乗り越えられる仲間、など

自分がこれまで協力して成果を出した経験から、相性の良い特徴を探ってみましょう。

「何を通じて社会に貢献したい?」

自分が将来関わりたい分野や、携わりたい仕事を通じて社会にどのような形で役立ちたいのかを考えます。

例: モノづくり、地域活性化、教育や福祉、環境問題に貢献する分野、など

アルバイトやボランティア、サークル活動を通して得た達成感や喜びを振り返りながら具体化してみると良いです。

「どんな環境なら自分が最大限活躍できそうか」「どんな人々と一緒なら充実感を感じられるか」「自分が心から価値を感じられる社会への貢献とは何か」をじっくり考えることで、自分なりの就活の軸が徐々に明確になり、ブレない判断基準を作る手助けとなります。

面接で「就活の軸」を伝えるコツ

実際の面接で軸を伝える際には、「結論→理由→具体例」の順で話すと伝わりやすくなります。

例:「働きがいを感じられる職場」という軸の場合

「私の就活の軸は『働きがいを感じられる職場』です。
大学時代にサークル活動で組織を運営し、周囲と協力しながら目標を達成していくことに大きなやりがいを感じました。
この経験から、将来もチームの中で価値を生み出す仕事がしたいと考えています。
貴社では〇〇事業においてチームでの協働が重視されており、私の価値観と一致していると感じました。」

記憶に残るためには、一貫性や行動ベースの具体例が重要です。

就活の軸をすぐに見つけたい人へのアクションプラン

次に、就活の軸をすぐみ見つけたい人に向けて、たった1週間で「就活の軸」を見つけるための具体的なアクションプランをご紹介します。
「何から手をつければいいかわからない…」という方も、ぜひこのプランを参考にしながら一歩ずつ進んでみてください。

1週間でできる「軸」の確立ステップ

1日目〜3日目:自己分析
強み、好きなこと、価値観をノートに書き出す。

4日目〜5日目:企業研究
気になる会社の特徴や選考内容をリサーチ。

6日目:仮の軸を作成
自分の軸を文章にまとめ、友人やキャリアセンターでフィードバックをもらう。

7日目:実践練習
模擬面接で「就活の軸」を伝える練習をする。

まとめ

「就活の軸」が決まらない理由と具体的な解消法について解説しました。
就活の軸は、自己分析や企業研究を深めることで見つかり、就職活動全体をスムーズに進める指針となります。

焦る必要はありません。まずは小さな一歩から始め、自分らしい軸を見つけてみましょう。
あなたの就活がより良いものになることを願っています!